2011. 11. 17
街の本屋さんが姿を消し、
チェーン店ではなかなか欲しい本が見つからない・・。
常設は無理だけど、年に一回でも
紹介したい本を扱う本屋さんが出来たら楽しいだろうな、
本だけでなく、本に関わる文具や紙やイラストなども
紹介出来たら楽しいだろうな、
という思いからビルネ堂書店を開きました。
毎年ピカピカの新学期の4月に開いてきましたが、
今年は震災の影響で延期になりました。
それでも何とか今年中にビルネ堂書店の灯りをともすことが出来、
本当に嬉しく、有り難く感じています。

何かと忙しい毎日、
欲しい本はネットでピンポイントで手に入りますが、
何を探すでもなくふらりと本屋さんに入る時間は
また一味違った楽しさがあるように思います。
それは見知らぬ土地への旅だったり、
新しい友人との出会いだったりに似て、
思いがけない発見や感動を味わわせてくれます。

私自身も本を整理しながら、
ふだんあまり手に取らないスポーツ雑誌の
アスリートの言葉に励まされたり、
絵本の美しさ楽しさを改めて感じたり、
戦前や昭和の雑誌に新鮮な驚きを感じたり、
やっぱり本っておもしろいなあって・・!
静かな秋の午後の日差しが差し込む
明るいビルネ堂書店。
今年も灯りをともしてお待ちしています。
ぜひ、お出かけください!
* * *
どこかへゆくためにでなく、歩くことをたのしむために街を歩く。
とても簡単なことだ。とても簡単なようなのだが、そうだろうか。
どこかへ何かをしにゆくことはできても、
歩くことをたのしむために歩くこと。それがなかなかにできない。
この世でいちばん難しいのは、いちばん簡単なこと。
( 長田弘 「 深呼吸の必要 」 散歩 より )